東京オリンピック ふたたび


2度目の東京オリンピックの開催に関して賛否両論だ。
IOCの視察の手ごたえはまずまずのようだ。

前回の東京(1964年)のときは、新幹線が就航し、高速道路が開通した。
家庭では、キッチンが近代化され、白物家電と呼ばれる冷蔵庫や掃除機などが浸透していった。
日本の経済がどんどん伸長していく時代だった。

反面、カナダのモントリオールオリンピック(1976年)が開催されてから何年も経って、現地の銀行に支店長で赴任した知り合いはこう語る。
オリンピックは、もうかなり前だったが、開催の際に負った借金がななり残ってしまって、いわいる不良債権になっていたと。

開催できるのならば、精一杯やらないといけない。
前回の東京と違うのは、異臭を放つ川にふたをしたり、自然や景観は二の次で、ただそれだけという開催はできないというところだ。日本橋にも青空をとりもどしたい。

どの国での開催となっても、さまざまなリエンジニアリングやイノベーションが進行していくなかで、たいへんな覚悟と協力体制が求められる。

少しびっくりする記事

『大阪の府立高校で、携帯電話を活用した授業を計画したところ、府教育委員から「学校での携帯電話を禁止する知事の方針と矛盾するのでは」と、待ったがかかった。』

少しびっくりする記事を読んだ。
なんとなく、包丁は人にむけるとあぶないので、料理学校でも使用してはいけない。と、いわれたような気にもなる。
現在は、Web2.0より、それよりもやや進化の過程にあると思うが、携帯電話は、インターネットの「あちら側」のパワーを活用する「こちら側」の入り口で、その意味ではPCと変わらない。
社会インフラとしては、定期券やおサイフ携帯として、見慣れた存在になりつつある。

むしろ、文明の力として、包丁は、こう持ってこう引くのように、携帯電話はこうして使うという、正しい使い方を体系だてて学習する機会を、幼小中高大を通じて、一度も設けていないところに、考え直すポイントがあるように思える。

企業の新卒採用は、のきなみ減少

こんな見出し記事が、当たり前の状況だが、「しかし待てよ」と思うことがある。
新卒採用ってなんだろう。

大学出たてより、一度、学校や会社の後見がない、一人の身で、社会の荒波に飛び込んだり、知らない土地で、1からその社会に溶け込んだり、仏門に入ったり。
最後は、やや不謹慎だったかもしれないが、そうした経験の上で、会社がいやだとか、自分探しの旅に出たいとか、いってみるのもいいんじゃないですか。

採用側も、だからといってポイントを上げたり、下げたりすることなく、どんな経験をして、どんな痛みや学びを身に就けたかということを評価できるモノサシをあてて、総合的に判断してくれればよい。

阿久悠さん作詞のヒット曲


青春の勲章は くじけないこころだと(1971年)
あなたに逢えてよかった あなたには希望の匂いがする(1972年)
上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は雪の中(1976年)
心が忘れたあのひとも 膝が重さを覚えてる (1980年)
そして、
一日二杯の酒を飲み さかなは特にこだわらず(1986年)

ピンクレディの連続ミリオンヒットの数々も忘れてはならない。

歌詞という作品の中で、ことばとその人の心の機微を表現する天才だ。

阿久悠さんは、
昭和という時代のさきがけとなり、平成の世をみとおしていたのかもしれない。

今年も春の連休になった

春分の日の連休、初日、2日目と天気がよく、こんな気候を活用しない手はないとばかり、積極的に外にでた。

初日は山に向かう。
五月なみの気温に誘われ、山岳道路へと車を向けたが、冬季通行止めということで頂上まで行けず、途中の展望台付近を散策してふもとに降りることになった。流れだまに注意などのたて看板があり、春の狩猟シーズンは気をつけないといけない。

2日めは、よく晴れた青空のもと、温泉に向かう。
途中、菩提寺に立ちよって墓参りをする。
ひと冬過ぎた墓標は、落ち葉が積もり、菊の枝が立ち枯れていた。

温泉でには、意外なであいがあった。
85歳、東京の下町生まれ。先の大戦のとき、シベリアで落盤事故に合い、九死に一生を得て、病院船で佐世保に帰還したという。
定年後は、東京から信州に家を建てて住み移り、ずっと暮らしているという。
こちらは寒いでしょう。というと、シベリアに比べたら寒いところなんてないよと、はげ頭をなでなから笑う。豪快だ。

話を聞いたきっかけは風呂場の中。
どこから来なっさった。という会話から始まった。実は、いくつに見えると聞かれ、当ててしまった。
ほんとうは、もう少し若くいったほうがよかったかもしれない。

3日目は、雨に降りこめられた。
よふけまでは、満天の星空だったのだが、朝、起きると雨が強い。少し嵐の様相だ。
TVでは、東京からマラソンの中継を放送をしている。
風が強そうだが、TVの画面からは、すこし薄日がさしているようにもみえる。
午後には、東京にむけて車で走るので、雨が降っていないのがうれしい。
これから少し降るもかもしれないが。

天気の様子をみながらの出発となる。

インターネットの「あちら側」の技術と情報セキュリティの関係を見直す

情報セキュリティ関連の分野でも、クラウドSaaSの活用をふまえた議論や考察が必要になってきた。

CPUやハードディスクの高速化がほぼ止まり、ソフトウェアが高性能化する状況下で、より処理能力の大きなハードウェアを実現するためには、データセンターとデータセンターをインターネットで結ぶことを選択するのがリーズナブルな方法だ。

これを実現しラウドを構成する技術として説明されるのが、グリッドコンピュータのイメージだ。つまり、たくさんのコンピュータを連結して、1つの大きなスーパーコンピュータを作ったり、大きなハードディスクを作るようなものだ。

「グリッドコンピューティング」ということばは、もともと「電力網(Power Grid)」からきており、コンセントに電源プラグを差し込めば、簡単に電力が使えるように、CPUやストレージも簡単に利用できるという使い方だ。

一方、利用料金の体系は「ユーティリティコンピューティング」の考え方にもとづいており、電気やガスなどのユーティリティ(公共サービス)と同じように、CPUやストレージなどのコンピューティングパワーを、使用した分に応じて料金を支払う仕組みだ。

情報セキュリティを守る3要素は、下記のように定義されている。
『情報セキュリティは、「情報の機密性」「完全性」「可用性」を継続的に確保・維持するシステムを確立すること」(JIS Q 27002)

インターネットの「あちら側」にある巨大なCPUやストレージをもつ仕組みを利用しない手はないので、その利用にあたって、情報セキュリティを守る3要素について、自社の情報セキュリティポリシやコンプライアンスの基準などに照らし、PDCAを行う準備をする必要が生じている。

確かにパラダイムシフトしている


最近、刊行された本たちも、大きなパラダイムシフトを示している。
その予告のはじまりは、「イノベーションのジレンマ」クリステンセン氏からだったかもしれない。


イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

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