今年も春の連休になった

春分の日の連休、初日、2日目と天気がよく、こんな気候を活用しない手はないとばかり、積極的に外にでた。

初日は山に向かう。
五月なみの気温に誘われ、山岳道路へと車を向けたが、冬季通行止めということで頂上まで行けず、途中の展望台付近を散策してふもとに降りることになった。流れだまに注意などのたて看板があり、春の狩猟シーズンは気をつけないといけない。

2日めは、よく晴れた青空のもと、温泉に向かう。
途中、菩提寺に立ちよって墓参りをする。
ひと冬過ぎた墓標は、落ち葉が積もり、菊の枝が立ち枯れていた。

温泉でには、意外なであいがあった。
85歳、東京の下町生まれ。先の大戦のとき、シベリアで落盤事故に合い、九死に一生を得て、病院船で佐世保に帰還したという。
定年後は、東京から信州に家を建てて住み移り、ずっと暮らしているという。
こちらは寒いでしょう。というと、シベリアに比べたら寒いところなんてないよと、はげ頭をなでなから笑う。豪快だ。

話を聞いたきっかけは風呂場の中。
どこから来なっさった。という会話から始まった。実は、いくつに見えると聞かれ、当ててしまった。
ほんとうは、もう少し若くいったほうがよかったかもしれない。

3日目は、雨に降りこめられた。
よふけまでは、満天の星空だったのだが、朝、起きると雨が強い。少し嵐の様相だ。
TVでは、東京からマラソンの中継を放送をしている。
風が強そうだが、TVの画面からは、すこし薄日がさしているようにもみえる。
午後には、東京にむけて車で走るので、雨が降っていないのがうれしい。
これから少し降るもかもしれないが。

天気の様子をみながらの出発となる。