2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

都の西北

といえば、早稲田であるが、都の東南といえば、京都宇治だ。 わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師 宇治は平安京の東南にあたる。「たつみ」は辰巳・巽と書き、十二支によって方角をあらわしたときの方位の名称だ。 「世をうぢ(…

忙中閑あり

卒業生諸君は元気でやっているかい。 TV各局の報道やドラマ制作を支えている君たちは、正義と市井のメンタリティを忘れないでやっていますか。 こちらは、相変わらずです。 連休にオリンパスのE-3を買いました。 さっそく、撮影旅行にでかけた。これはよいカ…

よい作品をさがすのだ

レポートの添削依頼が届いた。 とある通信短期大学からだ。 たいへんよく考えて考案されているものもあれば、何のオリジナリティも生み出さないで、とにかく何かの文献を写したとおぼしきものもある。 毎度のことであるが、玉石混交の状態だ。 宝を丹念に探…

大学の基本理念

大学の沿革をたどると、各校の様々なおいたちに出会うことができる。 伝統校は、現在までの激動の時代を貫いてきたことがわかる。 例えば、それは建学のことばにも表れるので、ひとつずつあげてみる。「独立自尊」慶應義塾大学 1858年蘭学塾創立 「独立自治…

飛行機との違いがあった

先日、大学の食堂でぼくと同じ経済研究所の客員研究をしている方にお会いした。 建設会社におられて、専門は海外のオフィス街や交通システムの計画とのこと。 話をしているうちに、新幹線の荷物を置く棚の話題になった。荷物棚は、飛行機にもあるが列車のも…

書籍を片付ける

4、5年ぶりに情報処理関連の専門書を整理した。 古くなったレガシー技術は、その都度、大量に捨てる。 今回は、ことのほか多い。 古本の量が技術の進歩を如実に物語っている。

・・・のようなもの

ニュースで使うことばのなかに、じつは、「・・・のようなもの」という表現が多い。 バールのようなもの ・・・ 金庫やとびらをこじ開けた状況 かなづちのようなもの ・・・ 人がなぐられた状況 ひものようなもの ・・・ くびをしめられた状況 金具のような…

完全数は面白い

「博士の愛した数式」(小川洋子著)に完全数がでてくる。 完全数は、その数自身を除く約数の和が、その数自身と等しい自然数だ。 完全数は、44個ほど発見されている。 7番目の完全数くらいまでなら、ノートPC(使用したのはLet's Note 初代T1)でも中学生ま…

江戸で「酢豆腐」、上方で「ちりとてちん」

「酢豆腐」も「ちりとてちん」も落語の演目だ。 どちらの話も、食通ぶったキザないんちきグルメの男が、腐った豆腐を食べされられてしまうというストーリー。 少し、落語を知っているひとなら、「酢豆腐の若旦那のような人物」といったら、そのイメージが浮…

今年の風邪はタチが悪い

「今年の風邪はタチが悪い」。毎年寒くなると聞くことばだ。 早くもインフルエンザで休講になった学校もあるようだ。 「麻疹」の次は、「流行性感冒」か。 年々、タチの悪さ(?)を増していく風邪。 咳や発熱だけでなく、胸痛や腰痛、筋肉痛も。 学園祭の明…

六本木交差点

六本木に行ってきた。かなり久しぶりだ。 おりしも六本木ヒルズのシネマでは、三丁目の夕日の続編が封切り初日をむかえていた。さすがに、満員の盛況ぶりだ。 いまの六本木交差点は、道路の上に高速道路が交錯していて空が見えない。 かつては、、ニューヨー…