リーダーのソフトパワー

城西国際大学の綿貫健治先生お話をお聞きした。
テーマは「リーダーのソフトパワー」だ。

現在は、日本のリーダーシップにおける「制度的劣化」が目立つとおっしゃる。
具体的には、
・国家としてのアイデンティティ
・日本と日本人の指導力と国際力
・国と品格と個人の教養レベル
についてだ。

過去においては、日本人の本格的な発信例として、

新渡戸稲造「武士道」(英語:1899)
岡倉天心茶の本」(英語:1904)
九鬼周造「いきの構造」(仏語:1930)

盛田昭夫、石原新太郎「Noと言える日本」(英語:1991)
盛田昭夫「メイド・イン・ジャパン」(英語:1986)

などがあり、確固たるものがあったと語られる。

講演では、チームジャパンのような調整型リーダーシップと、日本的グローバルな統合型リーダーシップが必要だとまとめられた。

今は昔のおはなし

昔、先輩記者に聞いた話。

今のように通信網が発達していなかった時代には、スクープ記事は、原稿を伝書鳩の足につけた筒に入れ、写真は背中に背負わせたという。
鳩は帰趨本能をみごとに発揮し、そのたびに大役を果たしたという。


上記ほど昔のことではないようだが、携帯電話がまだなかった頃の話。
国会で記者会見がすむと、国会内の公衆電話に飛びついて、自社に記事を伝える光景がみられたとのこと。
機転のきいた新米記者は、公衆電話近くの植え込みに隠れ、その会話を聞いて記事にして、外の公衆電話から特ダネを自社に送ったとか、送らなかったとか。

真偽のほどは定かではないが、今は昔の、その時代ならではの武勇伝だ。

朝食と小倉あん

日本では、目玉焼き。
英語では、サニーサイドアップとターンオーバー。
ターンオーバーは、片面が焼きあがったらひっくり返して、もう片面も焼いて完成する。

朝食の卵メニューのもうひとつの定番がゆでたまご
名古屋のホテルの朝食で、アメリカンブレックファーストを頼んだら、トースト、ゆでたまごコールスローサラダ、バター、いちごジャム、小倉あん、コーヒーがでてきた。
ン! 小倉・・・とおどろいた。

これが、コンチネンタルブレックファーストなら、どんなだったろう。
興味、新深進(シンシンシン)だ。

ジャストミートすることば


ある雑誌で神足氏のコラムを読んだ。
短い文の中に、なるほど!という、気持ちにジャストミートしたことばが2つあった。


「確かに、全員に作文を書けなんてのはおかしいと思う。これは本当に特殊能力なんだから」
「優秀な記者とは、先入観をもたず、何から何まで訊こうとする人種のことだ」


幸いにも、ぼくの周りにはどちらの人も確かに実在する。

departures

映画「おくりびと」がオスカーを受賞した。
日本で育ったぼくたちでも、納棺という所作はわからないことだらけだ。
しかし世界の感性は、その精神性を高く評価した。

いまにも、欧州の友人から、「departures」の解説を求められるかもしれない。
これはえらいことになった。

日本のシアターには、大勢の観客がつめかけているという。
映画は、観たいときにみるのが一番いい。

こんど休日の晴れた日に

こんど休日の晴れた日に、飛行場に旅客機を撮りにいきたい。
できれば、離陸する飛行機を、近くで真下から撮影してみたい。

近くといっても、最近は道具がよいので、そう見える場所でいい。

じっとカメラをかまえて、チャンスを待つためには、お弁当が必要だ。
こういうときには、サンドイッチがいい。
手がベタベタしないように、上手に考えたおにぎりでもいい。
ポットのお茶にも、用意周到な準備がいる。

ペットはきまぐれなので、留守番がいい。
もちろん、家族と一緒のほうがいい。

好かれるという存在


先輩の紹介である大きな企業のトップの方にお会いした。
その方は、若い女性は天が創造した最高の結果だという。

どうしてかとたずねると、
こどもに好かれ、同年代に好かれ、年上にも好かれ、そしておじいちゃま、おばあちゃまに好かれる。

こうした存在はほかには考えられないということらしい。
多くの場合、良好なコミュニケーションを行うという観点で、この分析は正しいかも知れない。