リーダーのソフトパワー
城西国際大学の綿貫健治先生お話をお聞きした。
テーマは「リーダーのソフトパワー」だ。
現在は、日本のリーダーシップにおける「制度的劣化」が目立つとおっしゃる。
具体的には、
・国家としてのアイデンティティ
・日本と日本人の指導力と国際力
・国と品格と個人の教養レベル
についてだ。
過去においては、日本人の本格的な発信例として、
新渡戸稲造「武士道」(英語:1899)
岡倉天心「茶の本」(英語:1904)
九鬼周造「いきの構造」(仏語:1930)
盛田昭夫、石原新太郎「Noと言える日本」(英語:1991)
盛田昭夫「メイド・イン・ジャパン」(英語:1986)
などがあり、確固たるものがあったと語られる。
講演では、チームジャパンのような調整型リーダーシップと、日本的グローバルな統合型リーダーシップが必要だとまとめられた。
今は昔のおはなし
昔、先輩記者に聞いた話。
今のように通信網が発達していなかった時代には、スクープ記事は、原稿を伝書鳩の足につけた筒に入れ、写真は背中に背負わせたという。
鳩は帰趨本能をみごとに発揮し、そのたびに大役を果たしたという。
上記ほど昔のことではないようだが、携帯電話がまだなかった頃の話。
国会で記者会見がすむと、国会内の公衆電話に飛びついて、自社に記事を伝える光景がみられたとのこと。
機転のきいた新米記者は、公衆電話近くの植え込みに隠れ、その会話を聞いて記事にして、外の公衆電話から特ダネを自社に送ったとか、送らなかったとか。
真偽のほどは定かではないが、今は昔の、その時代ならではの武勇伝だ。
ジャストミートすることば
ある雑誌で神足氏のコラムを読んだ。
短い文の中に、なるほど!という、気持ちにジャストミートしたことばが2つあった。
「確かに、全員に作文を書けなんてのはおかしいと思う。これは本当に特殊能力なんだから」
「優秀な記者とは、先入観をもたず、何から何まで訊こうとする人種のことだ」
幸いにも、ぼくの周りにはどちらの人も確かに実在する。
departures
映画「おくりびと」がオスカーを受賞した。
日本で育ったぼくたちでも、納棺という所作はわからないことだらけだ。
しかし世界の感性は、その精神性を高く評価した。
いまにも、欧州の友人から、「departures」の解説を求められるかもしれない。
これはえらいことになった。
日本のシアターには、大勢の観客がつめかけているという。
映画は、観たいときにみるのが一番いい。
こんど休日の晴れた日に
こんど休日の晴れた日に、飛行場に旅客機を撮りにいきたい。
できれば、離陸する飛行機を、近くで真下から撮影してみたい。
近くといっても、最近は道具がよいので、そう見える場所でいい。
じっとカメラをかまえて、チャンスを待つためには、お弁当が必要だ。
こういうときには、サンドイッチがいい。
手がベタベタしないように、上手に考えたおにぎりでもいい。
ポットのお茶にも、用意周到な準備がいる。
ペットはきまぐれなので、留守番がいい。
もちろん、家族と一緒のほうがいい。