ポイントをよく考えよう


海外での大臣の酩酊会見が海外のメディアで報道された。

ポイントは2点。

ひとつは、外交の秩序は、お互いに敬意をはらう中でのみ保たれる。
品格を落とさないことが大切だが、それができなかったこと。

もう、ひとつは、日本のことをあまり報道しない欧州諸国のメディアも、こぞって取り上げたため、それをみた人々の日本に対するイメージが100%にちかくそれになってしまったこと。

唯一の救いは、クリントン氏が来日中であったため、決定的なイメージダウンを少しだけうすめることができたこと。
日本は、対米貿易黒字で、大量のドルを蓄えている。

事後がよくない。
この世界不況のただなかで、それにかかわるいくつもの重要ポストが、一人の大臣にゆだねられている。

猛烈な嵐のなかでは、最新の旅客機でさえも、パイロット一人で安全に乗りきることは不可能だ。
一国のかじ取りは、戦闘機に乗っている気分ではできない。
企業と国民という、たくさんの乗客がいることを忘れてはならない。