江戸時代の日本語


先日、少し紹介した水村美苗さんの評論『日本語が亡びるとき』(筑摩書房)のトピックをよくみたり、きいたりする。
盛んに議論されているようだ。

少しはずれるが、江戸時代の日本語は、ことばによって身分や家柄などがわかるようになりたっていた。「手折る」「慮外な」「率爾ながら」といえば、武家の出である。

いまでは、めったに聞かれなくなったが、一方で、こういうことばがブームになっているらしい。
なるほど、節度と品が備わったことばだと思う。