加湿器を買った

先日、オフィス用に、加湿器を買った。

もって帰って箱を開けると、中から紙片がでてきて、「この機器は、塩(食塩)を水に混ぜてご使用ください」と書いてある。
まさかと思い、普通に水だけ入れて動かしてみるが、いっこうに蒸気があがる様子がない。
それではと、塩をふってみる。
そうしたら、なるほど、しばらくすると、加湿器としてりっぱに動き出した。

この機械は、小学校の理科の実験でやる、食塩水は電気を通しやすい。という原理を応用している。

ぼくは、面白いと思って毎日、せっせと水を汲んできては動かしているが、オフィスの女性陣たちには、うけないのか、怖がっているのか、触ろうともしない。

買ってきたときには、デザインがキュートとか、色がきれいとかで、はしゃいでいたが、手のひら返しというのか、オンナ心とナントカというのか、なかなか複雑である。

とはいうものの、いったん動いてしまえば、空気がうるおっておハダによいと喜んでいるらしい。
この星の「異性人」の理解には、いつもたいへんな困難がつきまとう。