君が歌い、ぼくが踊るとき
「君が歌い、ぼくが踊るとき、新しい時代の夜が生まれる。
太陽の代わりに音楽を。青空の代わりに夢を。
新しい時代の夜をリードする、オールナイトニッポン」
ラジオの深夜放送、オールナイトニッポンが、1967年にこんなコピーをひっさげて登場して40年たつ。
深夜にラジオを聴く若い世代のリスナーがいるなんて、誰も信じなかった時代に、新しい市場を開拓した瞬間だ。
このリスナー層の多くには、受験というみえない絆があった。
この絆は、中高大学生、そして社会人ルーキーを結んだ。
おもえばかつてない、幅広く厚い支持層だ。
ちょうど寺山修司が、評論「書を捨てよ町へ出よう」を発表したのも、この年、1967年だった。