モバイルパソコンがきた。

2年半前に、ラップトップのワークステーションを購入したが、このモバイルタイプの新機種を手にするのは5年ぶりだ。

節電とセキュリティのため、LANとWANを切り替えたりOFFにするメニューがディスクトップに常に表示されたり、小さいながら短い充電で10時間ちかくも動作するバッッテリを搭載していたり、WANの高速通信チップを本体に収納して、PCカードスロットをあけるなど、モバイルパソコンが備えなければならない基本をしっかり押さえた仕上がりになっている。
低輝度にしても発色のよい、低反射液晶なども妥協がない。

質実剛健のオーナーメード仕様だが、スタイリッシュなモデルになった。
シンプルイズベスト。デザインは機能というコンセプトを形にするとこうなるという感じだ。

どのメーカーもカタログの上での性能はどれも同じにみえるが、
できるということと、仕上げるということは、かくも違うものかとあらためて関心してしまう。

大学の授業も同じだと思う。
ただシラバスをなぞるだけの授業と本来、難しいことを誰にもわかりやすく伝えるように完成させた授業には、雲泥の違いがある。
そこには、論文の数だけでははかれない、とても大切なものが存在する。