40インチ液晶TV

 リビングに長いこと鎮座していたブラウン管TVがウンともスンと動作しなくなった。
 家人からは「暑さのせいかな」とか「寿命だよ」など、様々な評論がでる。
 TVのボディには、98年製と記されている。

 早速、近くに最近できた量販店でリサーチ。
 液晶TVの選択肢は3つだ。
 (1)フルスペックHD(ハイビジョン)モデル − エンジンも液晶パネルもHD
 (2)HD(ハイビジョン)パネルモデル − 液晶パネルがHD
 (3)モーションフローモデル − 1秒間に送り出すコマ数が通常の倍で早い画面でもぶれない

 比較検討方法は以外に簡単で、たまたま放送していたNHK BSハイビジョンの映像をこれぞと思う画面に送りだしてもらう。そうすると、S/N(シグナル対ノイズ)比や液晶の応答性、エンハンサのくせなどがわかる。

 つまり、個々の機器の性能がよいだけではなく、総合的なバランスをどこに持ってくるかというトータルな完成度のよさがポイントとなる。
 具体的には、動きの大きな映像、暗い映像、人の顔(とくに汗ばんだシーン)などがはっきりと映り、(個人差があるが)イヤ味のない製品を選択すればよい。

 これが、スタジオのTVモニタ(マスモニという)とン十年つきあってきた目が出した判断だった。
 大切なのは、「フィーリング」です。

 こうして選択したTVが、いまやリビングに収まっている。
 今度は家族全員が、DVDプレーヤやチューナ(ケーブルTV)の性能が気になりだした。
 出口(画面)の性能がとんでもなくよくなったので、それまで満足していた入口(再生機器)の性能が物足りなくなっている。