受講生も暑い

 気温ではなく熱心さのお話。
 大学で通信教育部の夏期スクーリングが始まった。

 社会人が夏休みを返上して受講される授業のため、受講する側も授業する側もいきおい力が入る。うっかりすると、イタイつっこみが入る。だから、うっかりしないのである。

 かといって、固い話題ばかりやっているかというとそうではない。身近な話題に社会科学や自然科学、そしてWebサイエンスというテーマで切り込むのだ。

 TVニュース番組などもモチーフになる。在京局の○○(番組名)は、一本やりの取材で一刀両断に切りすてる、△△(同)は、視聴率は高くないが丁寧な取材でキャスターもたいへんよく勉強しているなどの意見が飛び交う。
 面白半分に評論しているわけではない。なかなかに深い考察だ。

 授業の進行にしたがって、学生の皆さんが腕前をあげてくる。
 最終日は、アカデミック部門を憲法学者の先生が、ビジネス部門をぼくが担当する体制で授業する。