一人ひとりの満足度

 久しぶり(10年近く)に大教室で座学の授業をした。
 最初は、多くても50名くらいの想定だったものが、受講希望があれよという間に届いて、どうしてもということになった。

 大人数での授業は、こちらもある「覚悟」が必要だ。
 どんどん勉強する学生と、そのまったく逆の学生を取り残してしまうということ。
 つまり、中庸の学生だけが満足する内容になってしまうということだ。アンケートをとると、中庸の学生がメジャーな数を占めるので、事務局の集計では成功授業となるが、当事者のぼくは、あまりすっきりしない結果となる。

 勉強する学生にも、やらない学生にも、それぞれできることがあるように思う。
 集合教室で行う授業だけでは限界があり、それを超えるためにはeラーニングを使うことがもっともよい解決策のひとつだ。

 近々、実践してみようと思う。