華麗に舞う

 新宿で催かれたファッションショーをみた。よい舞台である。大学生が、1年かけて絵コンテからおこして丹念に作り上げ、自らがそれをまとって出演するこん身の作である。見た目だけでなく、アカデミックな理論展開のもと、細部にまで丹念に手を入れた縫製は、商業製品ではなかなかできないこだわりを備えている。演出や技術陣もみんな女学生だ。
 少々荒っぽいが若さあふれる思い切った演出を、デジタル動画や電子制御のムービングライトが支えている。
 40分ほどのショーの後、ご指導の先生にご挨拶した。随分とひさしぶりにお会いした。かえって若々しく輝いたお顔であった。

http://bwu.bunka.ac.jp/notice/g_show2006.html