番組収録


京都に番組収録にでかけた。
初秋の京都は、山方でなくても趣ふかいたたずまいとなる。

収録に必要な機材のすべてが、「超」がつくほど小型軽量になり、消費電力も少ない。
そのため、演出のバリエーションも様々に広がり、たとえば、かなり出演者に近いところでカメラをまわしても、あまり怖がられることがなくなった。

もちろん、皆さんがいわいるカメラ慣れ、TV慣れして久しいという効果も大いに手伝っている。

スタジオの外で、複数のカメラを同時に使う番組収録は、演出でもテクニカルな面でも、中継技術にかなり近い。
経験が浅いスタッフに、そのノウハウのポイントをひとことアドバイスすると、ぐっとよいモノが撮れる。

ひとむかし前は、2トントラックで、ロケ先に乗り付けて、おおいにヒンシュクを買ったものだが、いまは、キャスターのついた手持ちのバックに入れて、少し重いのだが持ち運んでいくことができる。

とりわけDVDやWebでの視聴を対象にした場合には、これで見ごたえのある番組になり、自然な臨場感も交えて伝える威力がある。