ビジネスモデルを考える時代がまたやってきた

なんだか暮らしにくい世相になってきた。
モノの値段があがり、税金があがるという風潮なので、生活の質にダイレクトに響いていく。

それではということで、これまで疑問なく使っていた製品やサービスを考えなおすきっかけとなる。
たとえばエアライン。
アメリカやEU圏では、大手エアラインの一角と成すLCC(Low Cost Carrier:低コスト航空)がステイタスを築いている。
格安エアラインの典型は、サウスウェスト航空。1971年の発足以来、なんと30年以上も、一度も赤字を出したことはないという。売り物は、客室乗務員の「スタイルとスマイル」。
混雑していない空港を、よりたくさん使用するため、運行遅延が少なく、着陸料や使用料が運賃にはねかえりにくい構造だ。食事や飲み物は有料とし、満席で運行できるよう低価格の運賃の設定に腐心する。
多くのLCCの機材は最新鋭機ではなく、古くからあるボーイング737型だ。

こういうスピリットを供えるエアラインが、日本にも現れるという。
ビジネスモデルを工夫した結果、ローコストになっているので、一般企業の需要もLCCに移ることが十分考えられる。

このような変革の途にあるのは、もちろん航空会社だけではない。
ベンチャーだってオールドビジネスだって例外なく、この嵐に立ち向かうことになる。