ホテルにかんずめ。

これは、一見、無我夢中で原稿を仕上げたり校正を一気にやったりといった際に行う最終的な行為とみなされるが、実はそうでもないことが多い。

ホテルにこもって仕事をする。
⇒ (自らの発意の現われであって)仕事がすすんでいるなァという感じがする。

ホテルにかんずめになって仕事をする
⇒ (なかば追い詰められた状態だが)一緒に仕事をする安心感のほうが先に立ち、なかなか中身がともなわないことが多い。

それぞれのことばから、悲喜こもごものイメージや実体験が浮ぶ。
まさしく、悲しかったり楽しかったりであるが、どちらかというと前者のことが多い。

ぼくも週末、かんずめだった。