人気格差 鮮明に
今年の大学センター試験が始まった。
今年は昨年より少し多い55万人あまりが受験する。そのうち、浪人生の割合は20%といままでで最も少ないという。
今年の傾向の特徴が3つある。
(1)文高理低 − 文系学部の人気が安定し理工系が減る
(2)都市集中 − 地方で苦戦する大学が目立つ
(3)難関人気 − 上位校の志願者が増え中堅以下の大学が厳しい
出典は1月19日の日経新聞朝刊だ。
幼小中高大。このほか、専門学校や短大、通信教育学部、さまざまな海外での勉強など、様々な進学の道が本来あると思う。
しかし、幼いうちから私学に通い、難関大学をめざし、大学院を経て社会にでるという学歴を多くの受験生がめざしているようにも見える。
せめて、どこで学んだのかという学歴ではなく、どんな目的で何を誰から学んだのかという学習暦を重んじる社会になってほしい。