精イッパイの自己表現
午前中の講義が終わって私鉄の特急に乗って、都心のオフィスに戻る途中。
電車のなかのシルバーシートに陣取った女性。コスチュームは、タンクトップ風ミニのワンピ。
日に焼けて真っ黒。ただいまお化粧中。
鼻筋と両目の周辺、唇は白のファンデーション!。その上に重ね塗り。まぶたの上に黒と赤のラインをひきます。
その線は、駅ごとに広がってやがて目のまわりをおおい、ちょうど歌舞伎でいう「くまどり」風に!
つぎはまつげだ。周囲の女性の視線がキツイぞ。
芸能や放送の世界では、公衆の面前での化粧は「みっともない」ことになっていますので誰も絶対やりません。
ちなにみ、この電車は、山側の文教ゾーンから都心に向かっている。
彼女としての精一杯の自己表現。今回はTPOがわかっていない部分に対してレッドカードだ。