おそらく放送業界で活躍できる優秀な女学生がいる。
ところがお父上がその分野への就職に難色を示している。

ある部分では納得できる。
私の明治生まれの祖母も、「放送局で仕事をすることになった」とつげたとたん、「お前、そんなところに行っても大丈夫かい?」と顔を曇らせた。

祖母にとっては、自分が生まれたはるか後に誕生したTVマンという仕事というか業界に、一抹の不安を感じていたのだ。

いつの時代でも、新しい職業というのは、それに携わる人の資質が問われ、自らえりを正して周囲から尊重されるステータスを作り出す気構えが必要なのだ。

現在のIT界は、まさにそのただ中にある。