梅田望夫さんの本 

 梅田望夫さんのウェブ進化論を拝読した。大勢の人に読まれるベストセラーだ。
 「本当の大変化はこれから始まる」という副題にひかれた。氏はこの著書でこう記している。「そこで彼ら(グーグル)が考えたのは、ネットの『あちら側』に自分たちが作る情報発電所は、『コンピュータ・システムそのものを設計する』という学問分野におけるここ10年の成果をすべてぶち込んで、全部ゼロから自分たちで作ろう、ということだった。」
 事実、私の周辺のITや大学を取り巻く環境が大きく変わりつつある。いや、何かが新しく生まれようとしていると表現したほうが的確かとも思う。私の親父は獣医で、幼い私に馬や牛の出産をよく見せた。誕生を待つ時間はとても長く感じるが、透明なベールに包まれたその子が母の胎内から産み落とされた瞬間から、厩舎のすべてのいとなみは、まばゆく輝くこの幼い命を中心に回転しはじめる。
 梅田さんの玉稿にインスパイアされてこのブログをスタートしてみる。
 3日坊主で終わらなければよいのだけれど。