文字がもつ力

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
福井県にある最も短い手紙文を刻んだ碑だ。

「あなた」
インターネットが発達していなかったころ、留守宅から南極昭和基地で越冬している隊員にあてて書かれた電文。おそらく最も短い電文だ。

「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」
1968(昭和45)年の東大教養学部学園祭、駒場祭のポスターに書かれたキャッチコピー。作者は作家の橋本治さんだ。


いま、ふたたび手紙のもつ、文字の力に注目が集まっている。