学びも変えるクラウド化するパラダイムシフト

未来の学校教育について考えるMicrosoft主催のイベント「2008 School of the Future World Summit」での基調講演。演壇に立ったのは、Innosight Institute 共同創立者 兼 教育担当エグゼクティブディレクターMichael Horn氏だ。

DECがミニコンピュータの成功から次のステップに進もうとした時、少数のハイエンドユーザーをターゲットとした高価なミニコンピュータを開発することを選択した。
Appleは、PCユーザーをターゲットとした製品を出すよりも、おもちゃのように楽しく使える製品を提案した。

Horn氏は「子どもたちはそれぞれ異なった得意科目や興味、モチベーションを持っている。習得の早さや学ぶ方法にも個性がある」と指摘し、それぞれの生徒に合わせたカスタム教育が可能な方法として、「eラーニングが解決法のひとつ」と提案した。

そして、米国ではeラーニングが成長の一途をたどっており、「この調子で伸びていくと、10年後には授業の半数をオンラインで提供することになる」とのべた。

クラウド化するパラダイムシフトのなかで、eラーニングは、これまで学ぶ機会がなかった学習者に新しいチャンスをひらいている。
(CNETニュース)