アプリケーションからサービスへ

DVDが2009年に需要のピークをむかえ、その後、後退期をむかえるという、日本記録メディア工業会の予測をみた。
フロッピーディスクやMO(光磁気ディスク)も減少している。

ネットによる情報の利用(この表現も、もはやかなり陳腐か)が普通になって、外部光メディアや磁気メディアが、「大量に情報を格納する」役目を終えつつある。

かつて、電子計算機の時代には、プログラムひとつごとに対応するファイルがあった。
データーベースの利用がはじまると、たくさんのプログラムがひとつのファイルを同時に利用するようになり、こうしてネットを活用するオンラインでの利用がはじまった。

その後、動画と音声をどうやったらコンピュータで制御し、力でおさえこむかという時代を経て、気がつけば、逆に、動画と音声を表現するためには、コンピュータがどうしても必要だということになっている。

思えば遠くにきたものだという実感がじわりとする。