プレイング・マネージャ

 ぼくは、インフィールド・マネージャという方が好きだ。

 古田敦也監督の引退記者会見を観た。感無量だ。
 監督は泣いた。記者が涙の理由(わけ)を聞くが、これは愚問だ。
 無論、ブン屋さんも仕事なので、聞かない訳にはいかないこともよくわかる。

 ぼくも、大学の授業をしているが、所属する企業ではインフィールド・マネージャだ。
 現在の状況が、社長よりも手に取るようにわかり、スタッフの気持ちも痛いほど理解できるポジションだ。
 これはだぶん、経験した者にしかわからない。

 自分自身に対するふがいなさを悔いる気持ち、スタッフを思いやる気持ち、応援してただいた方々に対する感謝の気持ち。
 様々に交錯する想いが、言語に尽くせない感情が、まさに入り混じる。

 ありがとう古田監督。永遠の名捕手、古田敦也を応援している。