中沢新一氏の著書。

 まずタイトルのアースダイバー。本を読んでやっと意味がわかった。
 本の内容は、昔の地図を持ち、文化や歴史をたどりながら散策すると、予期しないとんでもない史実がみえてくるというものだ。

 ぼくの家のあるところも地図に載っていたので購入した。
 近所にも、「すごい」歴史があるのだそうだ。

 都心はもっとすさまじい。
 江戸時代の大工事でやっと陸地になった銀座や新橋。芝や日本橋は、それまでは「岬」だったという。江戸城も東京タワーも、そういう特別な地に建てられているのだそうだ。

 パリ、東京、ロンドン。本の行間には、都市間をつなぐ不思議な縁が見え隠れしている。