デジタルで映像表現文化を担うタマゴたちへ
時代が流れても、アナログの機材がデジタルになっても、光を扱う限りその基本は変わらない。これだけはしっかり身につけてほしい。
■■ 色相(ヒュイ)
色みの違いを表したもの。補色関係の2色をとなりどうしに並べると、それぞれの色がより鮮やかに見えてくる。
□■ 明度(コントラスト)
明るさの強弱の度合いを表したもの。明度は無彩色・有彩色のすべての色にある性質で、白黒の画像で比較すると、明度はものの見え方に大きな影響を与えることがわかる。
■■ 彩度(クロマ)
色みの強さの度合いを示したもの。無彩色の軸から最も離れている色が一番彩度の高い色が鮮やかな色、つまりその色相の「純色」となる。
■□ 被写体深度
レンズの絞りをひらくと浅く、絞ると深くなる。だから、豊かに表現したい場合は、明るいレンズが必要になる。
この事実は、ダ・ヴィンチにもジョージ・ルーカスの作品にも普遍的である。